GHファンフィクションサイト「白日夢ーまひるにみるゆめ」のblog。
更新記録、突発sssなど
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お誕生日おめでとう博士!!
気持ちだけはそりゃたーんとあるんです!!
麻衣ちんのお誕生日には書けなかったからせめて、と思いましたが…。
相変わらず自己満足です。
お祝いになってません。
それでもよろしければ続きからどうぞっ。
気持ちだけはそりゃたーんとあるんです!!
麻衣ちんのお誕生日には書けなかったからせめて、と思いましたが…。
相変わらず自己満足です。
お祝いになってません。
それでもよろしければ続きからどうぞっ。
平日の夜だというのに、いきなり部屋に行っても良いか、と聞かれて驚いたが。
「お誕生日おめでとう」
深夜0時ジャストに告げられた言葉に納得した。
「ああ…」
「もしかして忘れてた?自分の誕生日。ナルらしいね」
「そうだな」
「ごめんね、こんな時間に押し掛けちゃって…誰よりも早く言いたかったの」
そう、こんな時間なのだ。
「誕生日プレゼントも、何が良いかわからなかったから…とっておきのお茶淹れてみたんだけど」
どうかな、とティーカップを差し出して呟き、俯く顎に指をかけて上向かせた。
瞳と瞳が惹かれ合い、
「ありがとう」
告げればまた、俯こうとする。
「珍しいね、ナルからありがとうなんて…」
今度は頬に手を添えて、口付ける。
「ん…」
いつもの、柔らかな接吻から深く、角度を変えて。息が上がるまで続け、それでも尚、離し難い。
全身から力を抜いた、その躯を抱きしめて。
「ありがとう」
もう一度告げた。
この時間に彼女がここにいる、と言うことは、覚悟を決めたと言うことだろう。
それに対する、感謝の気持ちだ。
「ナル…?あ、あのね」
腕の中で彼女が何事か告げようとしたが、
「麻衣」
名を呼んでもう一度、口付けようとした。
その時、
ピンポーン。
ドアホンが鳴った。
「あ!」
麻衣が飛びつくようにそれに出た。
モニターに映ったのは、
『麻衣、迎えに来たわよー』
『早く降りてらっしゃいませ』
松崎さんと原さんの姿だった。
「うん!今行くー」
そう言って、麻衣は身を翻す。
「行くって、どこへ」
「あれ、言わなかったっけ。これから綾子と真砂子と京都行ってくるの。深夜バスで」
「…は?」
「深夜バスだと全然安くてお得なのー。明日って言うか今日?遊んで、明日こっち帰るからね!」
「……」
「漬け物ならナルも食べられるでしょ?お土産に買ってくから!」
じゃあ、お邪魔しました~と賑やかな音をたて、そのまま出て行ってしまった。
そしてそのまま寝入ったが久しぶりにジーンに会い、
「…日本語でさ、蛇の生殺しって言うんだよね、それ。…同情するよ」
「……」
「麻衣にしてみれば、どーせ深夜だしついで、だったのかなぁぁ」
あーでも僕も麻衣とお誕生日おめでとうちゅーしたかったなー、などとほざいている奴を吹っ飛ばして、無理やり意識を覚醒させる。
それでも考えてしまうのは、
「ついで、だったと言うわけではないだろう…?」
そう、信じたいが。
どうすれば良いのか。こればかりは自分だけではなく彼女も経験値が足りないだろう。だがそれでも、遠くはない未来に自分たちの関係が前進することを信じ、再び彼は眠りについた。
「お誕生日おめでとう」
深夜0時ジャストに告げられた言葉に納得した。
「ああ…」
「もしかして忘れてた?自分の誕生日。ナルらしいね」
「そうだな」
「ごめんね、こんな時間に押し掛けちゃって…誰よりも早く言いたかったの」
そう、こんな時間なのだ。
「誕生日プレゼントも、何が良いかわからなかったから…とっておきのお茶淹れてみたんだけど」
どうかな、とティーカップを差し出して呟き、俯く顎に指をかけて上向かせた。
瞳と瞳が惹かれ合い、
「ありがとう」
告げればまた、俯こうとする。
「珍しいね、ナルからありがとうなんて…」
今度は頬に手を添えて、口付ける。
「ん…」
いつもの、柔らかな接吻から深く、角度を変えて。息が上がるまで続け、それでも尚、離し難い。
全身から力を抜いた、その躯を抱きしめて。
「ありがとう」
もう一度告げた。
この時間に彼女がここにいる、と言うことは、覚悟を決めたと言うことだろう。
それに対する、感謝の気持ちだ。
「ナル…?あ、あのね」
腕の中で彼女が何事か告げようとしたが、
「麻衣」
名を呼んでもう一度、口付けようとした。
その時、
ピンポーン。
ドアホンが鳴った。
「あ!」
麻衣が飛びつくようにそれに出た。
モニターに映ったのは、
『麻衣、迎えに来たわよー』
『早く降りてらっしゃいませ』
松崎さんと原さんの姿だった。
「うん!今行くー」
そう言って、麻衣は身を翻す。
「行くって、どこへ」
「あれ、言わなかったっけ。これから綾子と真砂子と京都行ってくるの。深夜バスで」
「…は?」
「深夜バスだと全然安くてお得なのー。明日って言うか今日?遊んで、明日こっち帰るからね!」
「……」
「漬け物ならナルも食べられるでしょ?お土産に買ってくから!」
じゃあ、お邪魔しました~と賑やかな音をたて、そのまま出て行ってしまった。
そしてそのまま寝入ったが久しぶりにジーンに会い、
「…日本語でさ、蛇の生殺しって言うんだよね、それ。…同情するよ」
「……」
「麻衣にしてみれば、どーせ深夜だしついで、だったのかなぁぁ」
あーでも僕も麻衣とお誕生日おめでとうちゅーしたかったなー、などとほざいている奴を吹っ飛ばして、無理やり意識を覚醒させる。
それでも考えてしまうのは、
「ついで、だったと言うわけではないだろう…?」
そう、信じたいが。
どうすれば良いのか。こればかりは自分だけではなく彼女も経験値が足りないだろう。だがそれでも、遠くはない未来に自分たちの関係が前進することを信じ、再び彼は眠りについた。
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